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ブランディングへの
ウォークスルー

ブランディングサービスとは何か、なぜスペシャリストに任せるべきなのかをご紹介します
スクロール

はじめに

ビジネスや商品のアイデンティティとは、企業が発信する全体的な印象のことです。様々な成果物を考える必要があるため、
ビジネス構築のまさに第一歩ですが難しいプロセスでもあります。

そのためブランディングを行う際には代理店の力を借りることもあります。成果物だけでなく、サービスや方法も多岐にわたるため、何が必要なのか、どうすればいいのか、判断に迷うことがあります。 ビジネスにはさまざまな段階があります。代理店は画一的な戦略を提供するのではなく、その段階に応じたサービスを提供する必要があります。 例えば、カタログは自分で作ることができるのでロゴだけをお願いしたい場合でも、一式をまとめて勧められることが多いのです。

代理店に仕事を依頼する際には、自分たちが何を求めているのかを明確にし、本当に必要なサービスだけを依頼する必要が
あります。

第1部:プロセスおよびサービス

何を知っておくべきなのか?

必要なのはグローバル戦略でしょうか、シンプルなロゴ作成でしょうか、ウェブデザインやリブランディングなのでしょうか?

もしあなたがブランディングサービスについて調べている最中で、それがどういうものか気になっているのなら、ブランディングサービスと成果物の2つのパートに分けて説明しているこの記事は、きっとお役に立てるはずです。

特にブランディングの予算がなく、代理店にすべてを委託し効率的にコストを削減したい読者にとっても役に立つことでしょう。

準備はいいですか?それでは早速、第一部のサービス内容とプロセスを見ていきましょう。

01.ディスカバリー

打合せ

ディスカバリーセッションは、まず何よりもあらゆるブランディングの仕事において必須なものです。

ここでは、あなたのビジネス目標、そしてあなたがオーディエンスと共有したいブランドイメージについてより深く知る機会となります。

このディスカバリーセッションにはあなたと代理店、双方のチームが参加します。バーチャルでも、直接でも、私たち全員が同じ認識を持つことが必要です。この自由な議論の場は、目標、戦略、市場投入までの道筋の基礎となるため、あらゆるプロジェクトに必要不可欠なものです。

クライアントのために用意したブランディングの質問表を見ながら、プロジェクトの内容を確認し、競合状況や事業展開している市場について話し合います。

また、理想的な顧客像を設定し、レーザー照射のように鋭く集中を維持しながら進めていきます。

ビジネス面を確認した後はどのようなブランドの確立が適切か、またそうでないかを判断するために、視覚的デザインの確認を行います。

ディスカバリーセッションの終盤には、全員が目標をよりよく理解し、誤解なく前進することができるようになります。

アドバイス:ディスカバリーセッションは必ずプロジェクトに含まれている必要があります。この段階が含まれていない場合、迷走することがほぼ予想されます。ディスカバリーセッションは、全員がプロジェクトに参加し、正しく理解していることを確認するためのものでもあります。

02.市場調査

次に来るのが市場調査です。市場データの収集や競合他社の分析を行います。このプロセスでは、あなたが事業を展開している市場を地理的レベル、そして業界レベルで調査します。

「世界的に何がトレンドで、何がうまくいっていて何がうまくいっていないのか」、「ここでは何が流行っていて、誰が競合で、自分はどう位置づけられるのか」など、このような命題は地理的なマーケットを理解するのに役立つはずです。 

この2つのレベルで洞察することで、市場内での自分のポジションを決定し、潜在顧客のプロファイルを構築することができます。その上で見込み客と接触し、彼らの習慣や嗜好を知ることができます。

このような市場調査は、後のブランドアイデンティティの構想段階における意思決定の原動力となり、それを後押しします。

アドバイス:新興企業や中小企業は、少なくとも自分たちが参入するマーケティングについて適切な考えを持つために、必ず市場調査を行うべきです。大企業は、顧客の行動を頻繁に監視し、市場を分析し、それに応じて迅速に適応する必要があります。

03.ベンチマーキング

このサービスはどのようなブランディングプロジェクトにおいても、競合他社との製品やサービス以外で差別化を図るために非常に重要です。

競合他社はどんな会社か、何が優れていて、何が劣っているのか、そのアプローチが好きか、どのような位置づけか。そして最も重要なことは、なぜ人々は彼らではなくあなたを選ぶのかを探ります。

私たちは、競合他社のコミュニケーション戦略や視覚資産を調査し、その答えを探します。比較・精査し、より良いものを作るには何ができるかを考えます。

その結果、自分にはもっと他に何かできることがあるのではないか?自分は何か違ったものがあるのではないか?と、新たな発見をすることにつながります。 

また、自身のビジネスが他よりも優れているという自信を持つことができ、サービスや製品への信頼をさらに高めることができます。

きれいな視覚的価値を作るだけでは、成功するブランドは作れません。これは多くの企業がブランディングサービスに対して抱いている誤解です。ブランディングとは、特定の市場において、企業の価値とその立ち位置を理解し、より高い関心を呼び起こすような独自のアイデンティティを構築することです。

アドバイス:中小企業であろうと巨大企業であろうと、新旧の競合他社を含む彼らの行動や戦略を分析することは、競争に勝ち残るために役立ちます。

04.ブランド・アイデンティティ

ブランディングを行う上で最も重要な部分です。

ブランドアイデンティティとは、潜在顧客と既存顧客の両方に対して認知度を高めるためのブランドの全体的な外観や雰囲気、またはマーケティング活動のことを指します。ここでは、顧客が企業に接点を持つ可能性のある全ての機会で表示される統一された視覚的言語を作成し、顧客に企業を知ってもらう場を提供します。

ブランドアイデンティティには、ロゴやカラーパレット、スタイルガイドが含まれますが、広告コンセプト、店舗装飾、製品ライン、スタッフのユニフォームなども含まれます。
ブランドアイデンティティが正しく構築されれば、お客様の心に刻み込まれ、企業の最も強力な資産となります。

このように、ブランディングはビジネスにおいて重要な役割を果たすため、専門家に依頼することで、最高の形でブランディングをスタートすることができます。

アドバイス:良いブランディングとの関連性について確信が持てませんか?ブランディングは非常に重要な要素であるため、専門家に任せるべきでしょう。ブランディングは非常に価値の高いものであり、これを見過ごすことはできません。

05.ウェブデザインと開発

意外に思われるかもしれませんが、Webサイトのデザインと開発もブランディングサービスのカテゴリーに含まれます。

なぜなら、ウェブサイトはビジネスブランドにとって非常に重要で、そのブランドアイデンティティに従ってデザインされなければならないからです。

Webサイトは24時間稼働していますから、常にトラフィックを呼び込み、訪問者を消費者に変えることが求められます。それはブランドにマッチした優れたデザインと、コンバージョンを促進する使い勝手の良さによって可能になります。

1つのウェブサイトが会社の収益のすべてを生み出すケースも多々あります。ウェブデザインと開発は決して軽視されたり、時代遅れになったりしてはなりません。オンラインビジネスは急速に成長するため、自社のオンライン「店頭」に投資する準備ができていなければ、新しい潜在顧客に対してのアプローチも準備不足となり得ます。

プロからのアドバイス:UX/UIやSEOの知識がないまま、ソフトウェアビルダーを使用してウェブサイトを構築するのはよくある間違いです。専門家の助けを借りることで、十分な顧客獲得につながらず長年にわたる代償を払うような羽目になることを避けましょう。

06. 関係構築

代理店とのパートナーシップ関係がうまく機能すれば、あなたが支払う金額の10倍以上の価値があります。

代理店はあなたのビジネスの延長として機能し、あなたの最善の利益のために貢献する必要があります。それはブランディングのような1つのサービスに限定されることもありますが多くの場合、あなたの会社のあらゆるデジタルニーズにまで及びます。

お互いを知り、代理店と関係を築くには時間がかかるかもしれませんが、成功の決め手となる可能性を秘めています。

一方、エージェンシーは、クライアントに自分たちの立場を理解してもらうことを期待しています。予算がなければできない仕事がある。特定の業務範囲に限定されたサービス。様々な外部要因によって変化する成果。
代理店との仕事は、本当にパートナーとの仕事のようなものであり(だからこそ、WWDA は「クライアント」を「パートナー」と定義している)、彼らとの関係が正しければ、それは10倍の価値がある。忍耐と理解が必要ですが、それがあなたの成功の決め手になるかもしれません。

アドバイス: あなたが直面している代理店のタイプを分析するために、以前の作品や関係についての質問をためらわないでください。クライアントについてどのように話すか、どのようにあなたのプロジェクトにアプローチするか、そしてどのようにあなたと対話するかを見てください。

第1部完結編

さて、ブランディングが内包するすべてのサービスについての理解が深まりました。 しかし、ブランディングの予算はどこで節約できるでしょうか? 前述した各サービスは適切なブランディングを行うための鍵であり、専門家に任せるべきものです。一方で成果物は本当に必要なものなのか、あるいは自分でできるものかによってコストを最適化するために賢く選択することができます。

次のパートであるブランディングの成果物と作業範囲では、ブランディングサービスで提供される各成果物の詳細を説明し、何を外注するべきか、また外注すべきでないかについてより良いアイデアをご提供します。

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